インタビュー

若手口腔外科医交流会第2回学術集会

質問項目

  • Q1 仕事と育児の両立で職場に配慮してもらっていること
  • Q2 仕事と育児の両立で困ったこと
  • Q3 Q1、Q2の対処方法
  • Q4 若手口腔外科医へのメッセージ

荻須宏太先生(30代、男性、関連病院勤務)

Q1 仕事と育児の両立で職場に配慮してもらっていること

3週間の育児休業取得を了承いただいた点です。また私だけの配慮ではありませんが、手術等でなければ働き方改革等で基本的に定時に上がれるのも大きいと考えております。

Q2 仕事と育児の両立で困ったこと

手術等で私の帰りが遅くなる場合はそれまで妻にワンオペ育児になるのでその点は悩ましい所です。

Q3 Q1、Q2の対処方法
育児休業取得はやはり部長含め診療科スタッフの理解が得やすかった事が大きいので、施設内での育児に対する意識改革を進めることが大切ではないかと考えます。また人員の問題も大きいので、そのあたりも学会として考えていく必要があるのではと考えます。
Q4 若手口腔外科医へのメッセージ
仕事と育児の両立は男性口腔外科医にとってなかなかハードルが高いですが、子供と共に過ごせる時間は実は思った以上に短いので貴重な時間を少しでも多く過ごせるようトライして見てください。

30代、女性、関連病院勤務

Q1 仕事と育児の両立で職場に配慮してもらっていること
・時短勤務(1日の終わりに1時間の保育時間取得)
・オンコール待機免除
Q2 仕事と育児の両立で困ったこと
仕事と育児の両立で困ったこと
・子どもの急な体調不良
・時間外に及ぶ手術は執刀できない
・夫への負担増加
Q3 Q1、Q2の対処方法
・子どもが体調不良のため保育園を休む必要がある場合
 復帰前は病児保育を利用するつもりであったが、定員や利用条件などの制限によりまだ一度も利用できたことがない。低月齢であるため人員に余裕があるときしか預かってもらえない。現状としては、両親に頼るか看護休暇を取得している。急な休みで他のDr.にかかる負担を軽減するため、カルテに次回だけでなく次々回の予定(処置内容や再診取得時期等)まで記載するようにしている。
その他の問題点については現状対処できていない。
Q4 若手口腔外科医へのメッセージ
口腔外科医を目指したいが家庭ももちたい先生方、周りにロールモデルとなる先生や気軽に相談できる先生がいない先生方、悩みますよね。私も口腔外科医と母親を兼任して少し経ちますが、正解を見出せない問題ばかりです。
かつての上司に言われた、「辞めるのは簡単、諦めるのは簡単。だから最後の最後まで自分の思うように足掻いてごらん。」という言葉を胸に、毎日必死に足掻いています。周りからの協力に心の底から感謝するとともに、自分を鼓舞し続け、努力していくしかないと思っています。家庭との両立を後ろめたく感じるのではなく、現状困っていることを積極的に周りに発信することで、口腔外科学会全体の意識改革に繋がればと思います。

30代、女性、大学および関連病院勤務

Q1 仕事と育児の両立で職場に配慮してもらっていること
時間外勤務の免除
当直の免除
Q2 仕事と育児の両立で困ったこと
急な発熱など緊急時の対応
仕事が残っていても保育園の送迎時間にあわせて帰宅する必要がある
今後のキャリア形成の進め方について悩む
Q3 Q1、Q2の対処方法
急な発熱には、夫婦のどちらかが早退したりや欠勤するなどで対応しています。また、感染症などで長期にわたる際は、祖父母にあずかってもらうこともあります。
残った仕事に関しては、仕事と育児の両立に理解ある職場で働かせてもらっていますので、上司や同僚に引き継いでいただいています。
キャリア形成に関してはまだまだ検討事項ですが、学会参加においてはハイブリッド開催になっていたり、託児室を準備していたりと、以前と比較すると参加しやすい傾向にあると思います。
Q4 若手口腔外科医へのメッセージ
私は、周囲に同じような境遇のママさん口腔外科医がおらず、日常の悩みを相談できる機会があまりないことが少し寂しいです。このような場で、職場の垣根をこえた先生方と、様々な悩みや過去の経験談を共有することで、よりよい環境での”仕事と育児の両立”ができるのではないかと思います。私自身、まだまだ若手で、母になってからの時間も短いですが、何かお役にたてれば幸いです。